モデルを目指すなら、知っておきたいこと

   モデルに興味がありますか?、モデルになってみたいですか?。でも、モデルってやってみたことないし、なんとなく不安、ですか?。それなら是非これを読んで下さい。身も蓋もない話も書いてありますが、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために知っておきたいことばかりです。

 季節限定 エッチで可愛いハロウィーンの小悪魔 募集中 



フランスのカメラマン、ステファン氏が日本で撮影した作品が彼のサイトで公開されています

jbijo.comを通じてステファン氏のモデルに応募して下さった皆さんに御礼を申し上げます

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    モデルというのは「他人に見られる」というのが共通点で、それ以外はほとんど何の関係もない複数の職業を「モデル」と呼んでしまっているのが現実で、一口に「モデル」といっても、どのモデルの話をしているのかによって中身は随分違っています。

    とは言え、モデルといえば一番普通にはファッションモデルですよね。一番の華形はファッションショーに出るショーモデル。一見華やかに見える職業ですが、中身はなかなか大変です。まず、身長がないとなれません。国際的には180cm程度、日本人は背が低いので日本国内だけで仕事をするのなら、もう少し身長は低くてもいいですが、それでも170cmは欲しいところです。これでほとんどの日本人女性はショーモデル失格となります。では、なぜショーモデルは身長が必要なのでしょうか?。ファッションモデルの仕事は服を見せること、です。特にファッションショーのステージで新服をバイヤーやマスコミに披露することは、ファッションモデルの一番の晴れ舞台です。売れっ子デザイナーや有力アパレルメーカーの主催するファッションショーは招待客も多く、広い会場で、隅の方にいる人からステージを見た時に、小さなモデルだと良く見えない。だから大きい方が有利。ガリガリに痩せた、ペチャパイの人が多いけれど、これは痩せた人がゆったりした服を着ることは可能(必要なら服の下に詰物をすれば良い)だが、太った人が細い服を着ることは出来ないからだし、ファッションモデルに美人が多いのは、美人が着ていればショボイ服でも格好良く見えるからです。またショーモデルは手足が長い人が多いが、これは背の高い人には手足の長い人が多いし、見た目も良いからです。それに極端な体型のモデルを使うと消費者である一般の女性がモデルに対して嫉妬心を抱きません。初めから競争を諦めてしまうのです。服を売るためには一般の女性に嫌われないというのは重要なことです。そして一旦、背の高い、手足の長い、痩せたショーモデルというのが定着してしまうと、ファッションデザイナーはそういうモデルを前提に服装のデザインをするようになり、ますます背の低いポッチャリした人がモデルになる道は閉ざされてしまいます。

   つまり、ショーモデルというのは、商品の服やファッションショーの都合に振り回されて生きている職業なんです。ショーモデルの職業的特技に早着替えがあります。次のステージまでのわずかな時間に、荷物の運搬やら何やらで男の人も平気で出入りしている楽屋で、紐パンだけの全裸同然の格好で、ササッと着替えが出来なければショーモデルは失格です。ステージ上でのショーモデルが華やかなのは、その方が服を売るのに都合が良いから。それだけ。服を売るのに関係ないことなら、ショーモデルが餓死しそうなほど痩せて生理が止まろうが体を壊そうが知ったことか、というのがファッション業界です。冬物の発表は七月、夏物の発表は一月、それでも暑いとか寒いとかで体調を崩したら、それはモデルの責任、次から仕事がこなくなります。これでもモデルになりたいですか?。背が高くて、手足が長くて、ガリガリに痩せて、若くて、着替えが素早くて、そこそこ美人で、どんなイヤなことがあっても、お腹が空いていても、暑くても、寒くても、ステージに上がった途端に目を輝かせることが出来るなら、なれますよ。
   とりあえず、どこかの事務所に登録しましょう。ちゃんとした事務所であれば、どこでも良いです。事務所に登録しても、すぐに仕事が貰えるわけではありません。というか、事務所にはモデルをファッションショーに送り込む力はありません。採用はショーの主催者、つまりデザイナーやアパレルメーカー、時として広告代理店が握っています。大きなショーほどそうです。地方の大型スーパーなどがファッションショーと名乗って展示即売会をする場合があります。そういうファッションショーまがいなら主催者からモデル事務所に一括してモデル派遣の依頼がくることになります。こういう仕事はそのプロダクションに所属していないと取れないわけです。しかし、それ以外の普通のファッションショーはオーディションでモデルを選びます。事務所に出来ることはオーディション情報を逸早くモデルに伝えることと、モデルになるための様々なアドバイスを与えること。今はオーディション雑誌もあるし、インターネットでも色々な情報が手に入ります。それで昔ほどには事務所の役割は重要ではなくなりました。

    ショーモデルほど極端な非人間的扱いを受けずに済むのがスチールモデルです。スーパーのチラシなどの写真に収まっているチラシモデルですね。通販のカタログや、最近はオンライン通販で写真だけでなく動画でも活躍してます。ショー会場という制約がないので特別背が高い必要はありません。ピンからキリまであって、場末のスーパーのチラシとかだと経費節減のため従業員やバイトの中からかわいい子を選んで撮影ということもあります。中にはビックリするほどかわいい子がいたりもします。普通のオバサンもいます。体型も特別痩せている必要はありません。一着しか存在しないプロトタイプを着るショーモデルと違って、チラシモデルは既にメーカーに用意されている、あるいは問屋に届いている何着もの中からモデルの体型に合うものを出してきて貰えます。モデルが服に合わせろ、ということにはなりません。こういうモデルだと誰でもなれます。たまたまモデルが必要とされた時に、たまたま居合わせた数人の中で、一番輝いていればモデルになれるのです。たまたま知合いにカメラマンや広告関係者がいて、たまたま声を掛けられた時に、たまたま都合がついて「はい」と返事をすればモデルの仕事ができる。その程度のことです。
    でもチラシモデル系の仕事でも大手通販の仕事は誰でも出来るわけではありません。モデルの出来・不出来は売上げに直結します。何人もの候補者の中から何段階もの審査を経て一番消費者に好かれそうなモデルが選ばれるのが普通です。美人でもトゲのある美人は採用されません。普通の身長で、普通の体型で、特別美人でもなく、なんとなく消費者である一般の女性に「好かれそうな」容姿。客観的な採用基準はありません。何段階もの審査をして、最後の決め手は「社長が気に入ったから」とか、そんなことです。とりあえず、どこかのモデル事務所に登録して、運が良ければ仕事が入るし、運が悪ければ仕事はない、それだけです。仕事が入るようになっても、それで安心してはいけません。仕事中の態度が悪かったりして、嫌われたら、それで終わりです。だからといって、仕事中ミスをしないように、嫌われないようにと神経を張りつめていても、今度はそのピリピリした態度が好感度ダウンに繋がって、仕事から遠ざけられるかも知れません。結局のところ、「運が良ければ」、ありのままのあなたを気に入ってくれて、ずっと使い続けてくれるクライアントに巡り会える。そして、そういうクライアントが一社あれば、モデルの仕事を続けることが出来るし、モデルの仕事を続けていれば、また別の出会いがあるかも知れません。でも、運が悪ければ、そもそも最初の一つの仕事にも出会えない。それがチラシ・通販モデルです。
    チラシモデルの一種に雑誌モデルというのがあります。ファッション雑誌の経営は広告主であるアパレルメーカーに依存しています。お金を出してファッション雑誌を買うというのは、お金を出してアパレルメーカーのチラシを買っているようなものです。普通のチラシモデルがアパレルメーカーと広告代理店を相手にやっている仕事をアパレルメーカーと雑誌編集部を相手にやるのが雑誌モデルだと思ってください。

    ショーモデルほど条件は厳しくなく、スチールモデルほど運任せではないのが読者モデル、いわゆる読モです。お気に入りのファッション雑誌に自分の一番の写真を送って、あとは待つ。編集者に気に入って貰えれば読者モデルに採用されるし、雑誌に載って読者に評判が良ければ引き続き読者モデルができる。そんなです。ただし、ファッション雑誌の編集室には山のように読者モデル志望の手紙が届くから、皆さん注目して貰おうと苦労しているようです。プロカメラマンに宣材(売り込み用の写真)を撮って貰うくらいは当り前で、自己紹介の文章も工夫を凝らし、紙や封筒も色やデザインを吟味して、とにかく先ず編集者にちゃんと読んで貰うこと、見て貰うこと、それがなければ気に入って貰う段階に進みません。インターネットなどであれこれ調べたり情報交換したりして、雑誌ごとの傾向と対策を掴んでおきましょう。容姿だけでなく、頭もそれなりに良くないとなれないのが読者モデルです。これだけ苦労をして読者モデルになっても業界では「素人モデル」という扱いになります。

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    ファッションモデルが服を見て貰うためのモデルであるのに対し、ポートレートモデルは自分を見て貰う仕事です。この中で雑誌のグラビアなどに載って広く一般大衆に見て貰う仕事がグラビアモデルです。ポートレートモデル・グラビアモデルは服に合わせて何か無理をする必要はありません。特別に背が高い必要も、特別に痩せている必要もありません。可能な範囲で服の方であなたの体型を誤魔化してくれます。ただしそれが良いことかどうかは別問題です。特別の体型を要求されない分、競争は激しくなります。競争に勝ち抜こうと思ったら、いや、そもそも被写体として認めて貰おうと思ったら、それなりの素質と努力と覚悟が必要です。

    純粋なポートレートモデル、つまり普通に服を着てニッコリ笑っているだけで、職業として成り立つというのは今では不可能です。なにしろ水着モデル程度なら誰でも応じる時代ですし、子供向けの漫画雑誌でさえグラビアは水着です。専業のポートレートモデルでは仕事になりません。仕事そのものがありません。事務所でも採用しません。写真家のタマゴなどが腕を研くためにポートレートモデルを雇うことはあります。お金にはなりません。自転車のチラシや冷蔵庫のカタログに添え物で写っているモデルはチラシモデルというべきでしょう。アイドルのポートレートは売れます。しかし、これはポートレートモデルというより、アイドルという職業です。結局ポートレートモデルという職業自体成り立ちません。唯一お金を貰えるポートレートモデルは素人カメラマン相手の撮影会モデルです。ファッションモデルのタマゴ、女優のタマゴ、そういう撮られる側も素人で撮る側も素人の撮影ゴッコ、それに金を払う素人カメラマンはいます。どこまでもゴッコ遊びです。こういう撮影会モデルを集めたプロダクションもあります。しかし、そういうところに登録して素人撮影会を何回繰り返しても、それがキャリアとして認められてステップアップに繋がることはありません。

    水着や下着、セミヌードなら少しは仕事があります。露出が大きいほど仕事は取り易く、お金にもなります。水着モデルなら週刊誌などの素人モデル企画に応募し、運が良ければ選ばれて一回撮影して貰い、幾らかのお小遣いを貰い、週刊誌を読んだ何人かの目に止まり、それで終わりです。下着モデルやセミヌードモデルはもうちょっとエッチな男性週刊誌の企画で一回か二回撮影されて終わり。賞味期間があまりにも短いので、事務所でも登録するメリットはありません。グラビア・アイドルとしての可能性のある特別にかわいい子、オッパイの大きい子だけが事務所に所属できます。18歳未満だとヌード、セミヌードの撮影が有り得ないので水着アイドル要員として事務所が使ってくれます。子供の頃に水着セクシーポーズで名前を売ることに成功すれば、その実績を引っ提げて映画、テレビに女優として進出することも容易です。芸能界にはそういう元美少女が何人もいます。しかし18未満モデルも最近は過当競争で、10代前半でTバックになって一瞬話題にされても二ヶ月もすると忘れ去られる時代になりました。非ヌードモデルの過当競争の中で実際に有名になれるのは本当に少数です。その少数でさえもプロダクション側は常に「いつ脱がすか」を考えています。脱ぐ脱がないは事務所が決めることです。それに対して「ノー」と言えるのはグラビア・アイドル界の頂点に立つ特別に売れている数人だけです。今や「かわいい」「スタイルがいい」は当り前、というかモデルの最低条件で、その上で頭の回転が良くてトークが出来るとか、演技が出来るとか、歌が歌えるとか、何か付加価値がないといけません。

    さすがにヌードまでOKなら、もう少し競争は楽です。しかし年々脱ぐことへの抵抗が薄れ、今ではアイドル並みにかわいい子が平気で全部晒け出してくれる時代になってしまいました。ただ脱いだだけでは賞味期間は長くはありません。逆に脱ぐことへの抵抗が薄れたため、ヌードまでOKということで事務所に登録し、実際何回かヌード撮影もして、その後に普通の週刊誌の水着モデルの仕事を貰うことも不自然でも何でもない時代になりました。ヌードモデル志望なら、この程度のメディアでこの程度のヌードまでOKだ、と思ったメディアに問い合わせをすれば、比較的簡単になれます。事務所もあります。しかし特別かわいいとか、スタイルが良いとか、人並外れた魅力があれば別ですが、普通は一通り男性週刊誌その他のメディアを一巡したところで仕事がなくなります。その後は絡みモデルか素人相手の撮影会モデル(ただしヌードモデルなので撮影会での単価はポートレートモデルよりは高い)に横滑りして行きます。ちなみにヌードモデルであっても、男性が一番良く見ている部分は「顏」なのだそうです。美人は脱いでも有利です。
ちょっとエッチな覆面告白(体験・妄想)募集中
    絡みモデルというのは、モデルというよりはアダルトの仕事です。「ハメモ」という言い方もあります。撮影は「ハメ撮り」です。職業に貴賎はありませんし、アダルトだって立派に仕事ですが、やり方によっては違法とされ、警察に取り調べられたり、警告を受けたりします。ハメ撮りくらいで刑務所に行くことはないでしょうが、取り調べを受ければ親バレや彼バレは覚悟して下さい。撮影のためにセックスをすること自体は違法ではありませんし、その撮影で対価を貰っても問題はありません。しかしセックスのためのセックスをして対価を貰うのは、たとえモデルという名目であっても売買春とされ取り調べの対象とされます。素人カメラマンの個人撮影で、流出なしの約束でハメや手コキ、フェラのオプションに応じるとアウトです。オプションを言い出したカメラマンは犯罪者であり、巻き添えでモデルも取り調べられます。オプションをモデルが言い出せば、モデルが主犯でカメラマンが巻き添えということになります。単に個人が趣味として撮影するだけでは、その撮影は業務とは認められないからです。挙句に流出ナシの口約束など初めから守る気などなく、ハメ撮り誌投稿の常連だった、なんてことは数え切れません。逆に業者によるちゃんとしたAVの撮影で、公開や販売が前提になっているなら、たとえ結果として作品が公開されなくても、業務であり合法です。ここで公開というのは「顏出し」の有無とは関係ありません。絡んでいる姿の公開が前提となっているかどうかで、モデルの顏が写っていなくても、撮影後に編集で顏にモザイク処理をしても、合法違法とは関係ありません。局所結合部分は当然モザイク処理しますが、これは撮影側が責任を持ってやることです。
    バレなければAVに出てみたいという人もいると思います。撮影する方も無責任に「滅多にバレませんよ」などと言うようです。スタイリストが髪型や化粧を変えて、見違えるようにキレイにしてくれるから大丈夫とか、今時AVなんて何千人と出てるんだから、その中には良く似た人の一人や二人はいるはず、だから落ち着いて「あら、似てるわね、でも、私じゃないわ」と言っておけば大丈夫とか。確かによほど有名にならなければ滅多にバレないものです。でも絶対バレないとは言い切れません。「良く似てるわね、でも私じゃないワ」というのはバレていないのではなく、バレても平然と疑惑を否定する演技力があればシラを切り通すことが出来る、ということです。またフェチものやヤラセによる盗撮風AVなどで顔にモザイクがかかるから大丈夫、というのも信用してはいけません。過去にもAVの原版が裏に流出した事件が数多くあります。一度こういうモザイクも何もかかっていない原版が流出してしまうと、100%の回収は不可能です。覆面をして最初から顔自体撮影をしないなら顔バレはないですが、それではAVのギャラは期待できません。極端な変態AVで顔なんか関係ない、という撮影もあることはありますが、極端な変態AVですよ。
    また合法的にハメモをやるには18歳以上であることも絶対条件です。昔は16歳の現役女子高生が成人映画に出るなんて、おおらかな時代もありました。今はダメです。18歳になっていても高校生だと使ってもらえないのが普通です。しかし年齢的なことさえクリアしていれば、関係業者に問い合わせて、「AVに出たい」と言えば、すぐに採用して貰えます。60過ぎのお婆ちゃんだって熟女物というジャンルで使って貰えます。AVには出てみたいけど見ず知らずの男性俳優とセックスするのは抵抗がある、という場合だって、レズものなり、オナニーものなり、男優とハメている振りをするだけなり、それなりの仕事はあります。顔出し不可でもタダ同然で良ければ仕事があります。しかし、美人でスタイルが良くて何でもする子はギャラも高く、次々仕事が入るのに対し、そこそこの外見で、しかもNGが多い子はギャラも低く、仕事もすぐ無くなります。もともと違法な個人ハメ撮りについては、援交少女が大挙流入中で、相場は暴落しているそうです。

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    ファッションモデルやグラビアモデルと違って美術モデルはモデル事務所に所属しないで活動している人が多いようです。絵画や彫刻のモデルというのは作品の完成までに時間が掛かるので、一度仕事を見付けてしまったら継続してモデルを続けることができます。次の仕事を探して貰うための事務所の必要性というのが他のモデルほど感じられないのでしょう。逆に「一回だけ試しにモデルをしてみたい」では仕事を見付けるのは困難です。また「継続」というのは作品の完成まで何日も掛かるということ以外に、同じポーズを何分も維持しなければならない肉体的苦労もあります。
    作家が製作のために雇うモデルは、これは作家自身が採用基準です。全く主観的に決まります。しかし地方都市などでは、なかなか美術モデルを確保するのは難しいようで、特にヌードモデルはなり手がいないので、作家もあまり好き嫌いは言えないようです。しかし作家がモデル探しに苦労しているのと同様、モデルも作家探しに苦労しているのが実状だと思います。カルチャーセンターの絵画教室なども常時モデルを必要としています。美術系大学への進学を目指す人が通う進学塾、予備校なども美術モデルを必要としています。直接問い合わせてみましょう。そういうところで美術モデルをやっていれば口コミで次々と情報が入ってきます。近所の高校の美術部でも「試しに美術モデルをしてみたいから、一度だけ使って欲しい、お金はいらないから」と頼めば使ってくれると思います。デッサンだけなら一回だけのモデルでもOKです。ただし高校だと水着までで、ヌードモデルは出来ないかも知れません。そうやって美術モデルを経験して気に入ったら、継続して雇ってくれる人はいないか、顧問の美術の先生に聞いてみましょう。美術繋がりで近所の芸術家を紹介して貰えるかも知れません。
    ちょっと変わった仕事として美術モデルのポーズ集の撮影の仕事というのがあります。これは美術モデルを雇う余裕のない人のために全裸の男性や全裸の女性の各種のポーズを様々な角度から撮影した写真集です。ただしこれは出版社が十年に一遍程度そういう企画を立てた時に、たまたまその場に居合わせた人が引き受けることが出来る仕事です。美術モデルがどういうポーズをするのか不安な人は、大型書店などでこういう本を探して立ち読みしてみると良いでしょう。

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    手だけ、足だけ、あるいはお尻だけ、そういう人体の一部だけを撮影して貰うモデルがパーツモデルです。手タレ、足タレ、なんて言い方をします。当然その部分だけは誰にも負けない自信が前提になります。ほとんどが広告向けの仕事で、非常に特殊な仕事なので自分でクライアントを見付けようとしても無理でしょう。出来るだけ大きな事務所に登録して仕事を斡旋して貰うことになります。気を付けなければならないのは、女性向けアルバイト紹介誌などに、どのパーツなのか明示せずパーツモデル募集と出ている場合です。手のモデルと足のモデルは全く別のモデルで、それを区別せずパーツモデル募集などというのは有り得ない話で、少なく直接クライアントやカメラマンがそういう募集をすることは有り得ない。またモデルの方も自分の体のどのパーツが特別の商品価値を持つのか特定せずにパーツモデルになりたいとか、なれるとか、そういうことも有り得ない。では女性向けアルバイト紹介誌に出ているパーツモデル募集の実態は何かというと、アダルトです。オッパイとかオマンコとかをアップで撮影されます。その部分だけアップで撮影するなら顏バレもないし、本人が納得した上で撮影に応じるなら、それはそれでモデルさんの勝手でしょう。しかし、くれぐれも正体不明のパーツモデル募集を手タレや足タレの募集だとは思わないで下さい。

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    ブライダルフェアと呼ばれる結婚式場の模擬挙式があります。見込み客や式場予約者に結婚式の式次第を事前に見て貰うためのものです。この模擬挙式の花嫁・花婿役や結婚式場のパンフレット用のモデルがブライダルモデルです。パンフレット用モデルは花嫁衣装を着て撮影されるものの、普通の写真モデルです。模擬結婚式の花嫁・花婿役は挙式の式次第を覚えている必要がありますが、本物の花嫁・花婿が人生初の本物の挙式で式次第を間違えることがほとんど無いことから分かるように、特に難しいことではありません。それで実際にブライダルモデルとして模擬挙式に出ているのは式場の社員であったり、アルバイトのウェイター・ウェイトレスだったり、その親戚友人だったりします。しかし花嫁衣装は女性の憧れであって、その花嫁衣装を着て、お金まで貰えるブライダルモデルにしてあげますという嘘を信じて、得体の知れない事務所に登録料なりレッスン料なりを騙し取られる事件もあります。登録やレッスンでブライダルモデルにはなれません。ブライダル衣装が着たいだけなら、町の写真館に行って花嫁衣装を借りて着て撮影して貰えば、余計な登録料もレッスン料も要りません。お金が欲しいならウェイター・ウェイトレスの方が効率が良いです。ブライダルモデルになりたいなら、社員でもアルバイトでも良いから結婚式場で働き始めてしまいましょう。真面目な勤務態度で絶対に無断欠勤や遅刻はしないこと。その上でブライダルモデルになりたいと希望を伝えておけば試しに使って貰えます。運が良ければ普段のバイト代より少し余計にお給料を貰えるかも知れません。ただし結婚式場にブライダルモデルになりたいと言って突然仕事を貰いに行っても相手にして貰えません。遅刻するかも欠勤するかも知れない、何の実績も無い人にブライダルモデルを頼むほど結婚式場もバカじゃありません。逆に普通の容姿で普通の知能程度なら特にモデル事務所から派遣されるプロのモデルである必要もありません。

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    最近ストリップショーの踊り子をショーモデルと呼んでいる例に出会いました。でも、これはモデルではなくダンサーですよね。もっと端的にはストリッパー。それでも強引にモデルと呼んでしまっているわけで、モデル募集の広告には要注意ということです。またヘアカットのモデルも注意が必要です。ダンサーと違って、こちらはちゃんとモデルの仕事である可能性はあるのですが、一回ヘアカットされたら髪が伸びるまで次のカットモデルの仕事はありませんよね。これでは仕事としては成り立たないわけですし、カットされた髪型があまり良いものでなかったら、他の普通のモデルの仕事に差し支えます。酷いのだとカットモデル募集と言ってもヘアカタログになるわけでもなく、単なるヘアカットの練習用だったりします。スタイリストがあなたの頭で試しにカットしてみた髪型が、もし気に入ったら美容師の大会で本物のカットモデルをカットする時に使うとか、それさえなしに純粋に未熟な美容師の練習用だったりとかです。タダで散髪して貰えると割り切って応じるなら結構ですが、まさかモデルを目指している人がタダで散髪して貰おうなんてセコイこと考えたりしてないですよね。他に髪関係ではカラーモデル、パーマモデルもあります。爪のネイルモデルというのもあります。作品が撮影されて雑誌に載ったり、チラシになったり、店頭に貼り出されたり、コンテストで多くの人に見られたりすれば立派にモデルですが、それ以外は単なる練習台です。まとめて練習モデルなんて言います。他にモニターモデルというのもあるようです。モニターと言えば分かるのに、なぜモニターモデルと呼ぶのか分かりません。悪徳商法が良くやるモニター募集の場合と同様、モニターモデル募集と言って実態は「割引で何か買えますよ」、という勧誘だったりします。しかも同業他社と比べて全然割引になっていなかったり。気を付けましょう。

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    モデルは儲かりません。非常に少数のトップモデルは別として普通のモデルは全然儲かりません。普通のモデルの仕事でも時給だけはコンビニやファミレスの二倍も三倍も貰えることはあります。でも、その仕事にたどり着くために幾つものオーディションを受けては落ち、受けては落ち、それでようやく手に入れた仕事で時給二千円や三千円では儲かるわけないでしょ。オーディションはせず直接事務所に持ち込まれる仕事もありますが、それはそれで所属モデルの間で取り合いになります。結局、事務所に登録して待っていれば仕事が貰えるほど甘い仕事ではないのです。そこらのスーパーのチラシモデル程度では時給自体も安いです。従業員やバイトの中からかわいい子を選んで、撮影に使った服をプレゼントするという約束でモデルに使う、そういうこともあります。トップモデル以外ではモデル以外の仕事を持ったり、学生だったりして、モデルは運良く仕事があった時だけのアルバイトと割り切っている人も多いです。トップモデルだって少し頭の良い人は遠くない将来を見越してモデルの仕事をしながら大学で経営学を学んだりしています。優れた素質を持ち、人一倍努力をして、運にも恵まれて、それで世界的トップモデルになれた例外中の例外でさえ、年収何千万円という単位で稼げる期間は何年もないことを知っているわけです。モデルに憧れている人の70〜80%は生涯モデルの仕事とは無縁の生活で終わり、モデルの仕事を一度でもすることが出来た幸運な例外だって、その90%は収支決算としては赤字、黒字の人だって95%はアルバイト止まりで、これだけの競争を勝ち抜いてトップモデルになり、モデルで生活が出来るようになった、全体の0.00001%ほどの例外中の例外は、頂点を極めた途端に女優だの、マルチタレントだの、デザイナーだのを目指してモデルの仕事とは距離を置き始める。それがモデルです。
     トップモデル以外のモデルでは仕事を手に入れるためにオーディションを受ける手間や、モデル体型を維持するためのエクササイズやダイエットの努力に見合うだけの経済的利益はありません。では、トップモデルを目指せるだけの特別の素質のある人がトップモデルを目指して努力をして、経済的にメリットはあるのでしょうか?。テニスのシャラポワはモデルになるための特別な努力をしたわけではありません。でもモデルの仕事もしました。トップモデルの扱いでした。トップモデルになる素質がないのなら、トップモデルを目指しても無駄でしょ。そしてトップモデルになる素質があるのなら、モデルになる努力などしなくても、他のことで世界一を目指して努力して、少なくも日本で何番目と数えられるようになれば、有名だという理由で写真集を出したいだとか、コマーシャルに使いたいだとか、ファッションショーに出てくれだとか、そういう依頼が向こうからやって来ます。ちょっとかわいいオリンピック選手は皆コマーシャルに出てるじゃないですか。モデルって、そんなに何年も特別な訓練をしないとなれないという仕事じゃありません。美貌以外に何の取り柄もないのなら別ですが、そうでないならオーディション落ちを繰り返している暇に、他のこと、他の何かもっと経済的に安定したことで努力をして、有名になってしまい、その名声をバックにトップモデルの地位を狙う方が少なくも経済的には賢いですよ。

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    モデルは経済的には何のメリットもありませんが、他の仕事では容易に手に入らない特別な人脈に近付くことが出来ます。先ず、他のモデルと友達になれます。事務所の人とも付き合いが出来ます。事務所が芸能プロダクションを兼ねていれば、芸能人ともお友達になれます。自分の事務所が芸能プロダクションを兼ねていなくても、オーディションや仕事で知り合った他のモデルの事務所には芸能人がいても不思議ではありません。広告関係やアパレル関係、マスコミ関係などにも知合いを作るチャンスです。そういう人達と同じ場所にいて、同じ空気が吸えれば、それだけで満足、スターと一緒に仕事が出来ればどんな苦しいことも全部忘れられる、というのなら、モデルって手軽にそういう人達と知合いになれる良い仕事ですよ。でも付き合ってみるとタレントも普通の連中ですよ。普通にセコかったりとか、そんなです。

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    それでもモデルの実状を知らない一般人に向かって「わたし、モデルの仕事もしてるんだ」なんて言うと、「へぇ〜」と称賛と羨望の目で見られるかも知れません。一般人がマスコミを通じて知っているモデルってパリコレのスーパーモデルだったりするからです。
・・・この項つづく

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     モデルをやっても大して得になることはないわけですが、では損をすることやリスクはないのでしょうか?。実はモデルの仕事自体には大して危ないことはありません。所詮、圧倒的多数のモデルは学生しながら、他の仕事しながらのアルバイトです。人生が賭かってるわけではありません。たまに過度のダイエットで体を壊したり、極端なのだと死んだりしてますが、これもモデルの仕事自体の危険というより、モデルの仕事を取るための努力が裏目に出た結果と言うべきでしょう。本当に危ないのはモデルになろうとしている、モデルの仕事を探している、今のあなたです。

    「モデルになりませんか?」と街で声をかけられ、ついていったらレイプされた、監禁された、なんて事件がときどき報じられます。殺された人もいます。「街頭でモデルのスカウト」なんて古典的手口に騙される人が今でもいるというのは驚きですが、モデルに限らず知らない人について行ったら危ないですよ。モデルになりたいなら誰かに声をかけられるのを待ってるんじゃなく、自分から積極的に動いて事務所を探して申し込むなり、オーディションに応募するなりしましょう。なる気がないならスカウトされても断りましょう。でも見栄からモデルになりたがる人だと「一生懸命自分で努力して、やっとモデルになれた」という物語より「本人も気付かなかった隠れた魅力を偶然発見してくれた人がいて、スカウトされた」というストーリーの方を好むようです。でも見栄で命を落としたら損ですよね。見栄が張りたいなら、一生懸命努力しなさい。そして所属事務所が決まったら、さりげなく友達にこう自慢しましょう。「モデル事務所にちょっとした知合いがいてさー、『試しにやってみるかい?』っていうから登録してみたんだけど、結構仕事きつくてさー」とか。あなたの方からモデル事務所に出掛けても、そこで担当の人と10分か20分喋っていれば、その人とは『ちょっとした知合い』です。その『ちょっとした知合い』があなたの熱意に負けて『試しにやってみるかい?』と言ったら『試しにやってみるかい?』と言ったんです。嘘ではないですよね。それに死ぬよりましでしょ。
    それでも自分から動くのが嫌な人、好きにして下さい。でもスカウトにはついて行かないように。99%まともな話じゃありません。もしスカウトされたら、とりあえず名刺だけ貰って「親と相談してみる」とか言って別れましょう。名刺がない、とか、個人名の名刺しかない、とかいうのは論外です。偶然スカウト以外の事務所の人が声をかけたのだが、スカウトではないからいつでも名刺を持ち歩いているわけではないとか、フリーのスカウトだから特定の事務所の名刺は出せないとか、そういう嘘臭い話に騙されないように。名刺がないなら、何かメモを書いて貰えば良いです。個人の名刺ならどこの事務所の下請けでスカウトをしてるのか、付き合いのある事務所を書いて貰いましょう。その後はすぐに別れるように。それだけじゃなく、事務所名の入った名刺を渡されても信用しないように。とにかく貰うもの貰ったらダッシュで逃げなさい。
    逃げ損ねて「今すぐ返事が欲しい」とか「事務所が近くにあるから、そこで話だけでも聞いて欲しい」とか言われても、ついて行っちゃダメです。そんなこと言うのは相当危ない事務所だと思って下さい。風俗のキャッチだったらまだ良い方で、事務所でも何でもない普通のマンションの一室に連れて行かれてレイプされたりします。真面目なモデル事務所なら、「今すぐ」なんて言いません。名刺だけ貰って帰って信頼出来る人に相談して下さい。ちょっと大きなモデル事務所ならどこでも自社のウェッブサイトを持っています。自社サイトを持つにはドメイン名の登録やサーバのレンタルが必要になります。そのための支払いもしなければなりません。全て匿名や偽名で押し通すことは困難です。名刺のように簡単にウソ名刺が作れるのとは違います。ちゃんとサイトが存在したら、そして自分がやってみたい仕事がありそうなら、電話番号を確認して電話しましょう。「いつ、どこで、何という人に、どんな風に声をかけられたのか」事務所の人に言って、本当に事務所の関係者のスカウトだったのか確認しましょう。最低限これくらいは確認しないと本当に危ないですよ。
    でも敵もサル者、「急な仕事で、一回だけのアルバイトがあるんだ、これをキッカケに正式にモデルになれるかも知れないのに」なんて言うかも知れませんね。急な仕事でモデルのヤリクリがつかなくなって街でバイトを探すような間抜けな事務所に登録して、後々ちゃんと仕事が来ると思います?。そういう事務所には所属しない方が賢明ですよ。それでも「このチャンスを逃したら、二度とチャンスはないかも」と思ってスカウトについて行きたくなったら、・・・、ついて行っちゃダメ。先ず、名刺を貰います。次にインターネット喫茶か、インターネット接続のある漫画喫茶などに同行して貰いましょう。事務所に行く前に事務所のサイトの確認くらいさせて貰って当然です。スカウトの話はサイトを確認しながら聞いてもいいはずです。入口で身分証明書の確認をする店がベターです。名刺の名前と身分証明書の名前が違っていたら、目の前にいるヤツは・・・犯罪者だと思って下さい。事務所のサイトを確認して、そこの電話番号も確認して、実際電話して、確かにそういうスカウトが存在し、言われた通りの仕事もあるなら、最低限の安全確認は済んだことになります。殺されるとか、監禁されるとか、そういう大きな犯罪の危機は去りました。

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    一旦モデル事務所に所属してしまえば、そして、それがちゃんとした事務所なら、後は事務所がモデルの身の安全について配慮してくれます。しかし特定プロダクションに所属せずフリーのモデル活動をしてる人は、常に自分で自分の身の安全を確保しなければなりません。個人モデルであっても大きなファッションショーや名の通った週刊誌のグラビアに出るのなら、身の危険を感じるようなことはありませんが、そういうところのオーディションは誰でも簡単に受かるようなものではありません。だからといって経験を積むために零細業者や個人を相手にすると、危険がいっぱいです。個人の名刺は簡単にウソ名刺が作れます。零細業者だと自社サイトもないことが多いです。プロバイダーのドメイン名の下に自社のホームページがあるならまだ良い方で、誰でも匿名・無料で作れるフリーのホームページでモデルを募集している、そういうどこの誰だか分からない人と出会って、あるいは電話で指示を受けて、事務所だとか、撮影スタジオだとか言われた場所に出掛けて行って、そこが本当に事務所だったりスタジオだったりする保証はありますか?。だからといって、打ち合わせは全て喫茶店、仕事場所は昼間の公園や遊園地などの人目のある場所だけ、では仕事が限られてしまいます。
    安全確保のために真っ先にすることは相手の本人確認です。会ったらすぐ身分証明書を見せて貰いましょう。「仕事の話をする前にあなたの身分証明書を確認させて貰います」と言うだけでほとんどの犯罪者が逃げて行きます。しかし最終的に被害者を殺してしまうつもりのヤツだと平気で身分証明書まで見せるかも知れません。そこで考えられるのは親御さんなり友人なりに一緒に来て貰うこと。これも安全確保に繋がります。でも毎回保護者同伴というのも無理ですよね。また出来るだけ安全な面接場所や仕事場所を選び、出来れば面接日と実際の仕事の日は別々にするのも安全性向上に繋がります。面接は安全な喫茶店か何かで前日にでも済ませておき、その時相手の身分証明書のコピーを貰っておけば、たとえその身分証明書が偽物でも、そこに添付された顔写真のコピーが残るわけですから、犯罪者は手が出し難くなります。しかし全ての個人モデルが事前に面接やカメラテストが入る時間的に余裕のある、というか余裕が必要な仕事が出来るとは限りません。面接やカメラテストでは交通費も出ないというのも珍しくないです。でも事前の打ち合わせはメールか電話だけで、全く初めて会って一緒に仕事をするのに、「ロケだ」と言われて相手の車に乗るのは危険過ぎますよ。途中で人気のない山の中に入って行って、それっ切りになるかも知れません。そもそも全く初めての相手とロケに行くというのが既に危ない気がしますが、どうせ行くにしても、せめてロケ地まで公共交通機関を使うようにして下さい。とにかく密室とか人目がないとかが危ないのです。
    それで、どうしても困るのが室内での下着やセミヌード、ヌードなどの撮影の仕事です。こういうのは人目のある屋外などでは出来ません。やったらバクられます。どうしても室内撮影をする必要がある、となった時に、意外に安全なのがラブホです。料金的にも部屋の広さの割に安く、照明さえシッカリしたものを持ち込めばけっこう使えます。たまにシティーホテルで撮影するのは良いけどラブホテルは嫌だというモデルさんがいますが、勘違いも甚だしい。もともと男の方が乱暴をするつもりで女性が一人だけで場所が密室なら、ラブホだから危険ということはありません。むしろラブホは男女一人ずつのペアでないと入れてくれないので、危ないといっても相手は一人だけです。ところがシティーホテルやレンタルスタジオだと数人の男だけで借りることが出来ます。レンタルスタジオは密室性が低いのでシティーホテルより安全ですが、それでも五人も六人も男が隠れている部屋に撮影と偽って後から女性が連れてこられる、そういう危険があるわけです。これでは相手が一人だけの場合と違って、抵抗するとか、逃げるとか、全く不可能でしょ。自社スタジオに至っては、そもそも本当にそこにスタジオがあるのかどうか、行ってみなければ分からない。男が留守の時でも女性を監禁し続けることが出来るような設備があるかも知れない。これは人目のない密室に一人で連て行かれたら、それから先の危険はヌード撮影だろうとポートレートだろうと単なる面接だろうと何の違いもないのです。最悪の凌辱モノAVの撮影と同じことになると覚悟しておいて下さい。しかも、ちゃんとした凌辱AVは高額のギャラが出ますが、騙されて行った場合はギャラもない。
    それでラブホですが、入る前に男から身分証明書のコピーを貰っておいて、封筒か何かに入れてフロントに貴重品として預けてしまうと、より安全です。必ず「帰る時に自分に返して欲しい」とフロントの人に念を押しておくように。これで男もなかなか手を出せません。ところで素人カメラマン相手のヌード撮影やハメ撮りだと、事前に相手に身分証明書を提示させると、ほとんど客がいなくなる心配があるかも知れません。ハメ撮りは、そもそも個人ハメ撮り自体が違法ですから、安全に違法行為をやるというのは難しいでしょう。一方ヌード撮影は誰憚ることもない趣味です。だから身分証明書くらい見せて貰ってもいいと思うのですが、なかなかそうもいかないかも知れません。それでも自分の身の安全を考えるなら、一回目は人目のあるところでのポートレート撮影だけ、ヌード撮影等は二回目から、といった条件でカメラマンを募集して、危なそうなカメラマンとは二度目の撮影はしない、とか、何か自分で工夫して下さい。

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    モデル希望者を待ち構えている危険は生命身体の危険だけではありません。スカウトされてモデル事務所に行ったら、「君はダイヤの原石だ、努力次第で売れるようになる」と言われ、登録料数万円を支払わされてモデル契約を結び、数日後に「ちゃんと仕事を取るにはプロに宣材を撮ってもらう必要がある」と言われ、さらに数万円を支払わされてプロカメラマンに写真を撮影して貰い、その後も「君は原石なんだから、磨かなきゃ光らないよ」と言われて、次から次からレッスンを受けさせられ、その度に数万円から数十万円のお金を支払わされて、アッと言う間に100万円を超すお金を使わされて、仕事といえばモデルの仕事と呼んでいいのかどうか分からない仕事が最初の三ヶ月間に二回あっただけ。調べてみたら、そもそもこの事務所の収益の大半はモデル希望者が支払う登録料やらレッスン料やらで、まともにモデルに仕事を斡旋して手にしている収益は全体の一割にもならない、そんな話は掃いて捨てる程あります。
    金銭的被害にあいたくないなら、しっかり事務所を選ぶこと。モデルの登録だろうと、宣材写真の撮影だろうと、レッスンだろうと、モデルの養成に掛かる一切の費用は事務所持ちです。少なくもまともな事務所ならそうです。素材として磨いて光るかを見て、ダメだと思ったら断ります。費用事務所持ちだから無差別に登録などできないのです。事務所がモデル養成に注ぎ込んだお金はモデルが売れるようになってから回収するつもりです。それがまともな事務所の考え方です。そういう事務所を自分で探して応募しなさい。スカウトされるのを待っていてはダメです。何ヶ所も応募しなさい。そして全部ダメなら諦めなさい。諦め切れなかったら?。まともでない事務所、費用をモデルに負担させる事務所は、売れるか売れないか分からない人でも誰でも登録できます。でも、そんなところに登録したって仕事が廻ってくるわけないでしょ。夢を見たいだけなら、自分から養成所や学校を探して通うようにすれば半分の費用で済むだろうし、講師陣もレッスンも内容のあるちゃんとしたものを選べますよ。単に「モデルの仕事とか時々してるんだ」と見栄を張りたいだけなら、近所の洋品店にでも頼んでチラシのモデルに使って貰いなさい。

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     それでも、どうしてもモデルの仕事をしてみたいという人は履歴書や願書を書いて事務所に申し込むことになると思います。

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